経営理念・基本ビジョン

伝統の街、京都、烏丸五条に本拠を構える近江屋株式会社。
私たちは「ウーンなかなかやるなあ」をテーマに挑戦し続ける「和の総合商社」です。
300を超える創り手とのつながりを活かし、新たなきもの文化を全国に、そして海外に発信して参ります。

伝統を後世に伝えるために

●近江屋が大切にする全国の創り手たち
白生地卸商として創業した私たちは、きものを中心に和装製品全般を取り扱い、半世紀以上が経ちます。
長年かけて全国各地のきものの職人たちと信頼を深め、独自のネットワークを構築してきました。
現在は300以上のきものの創り手と良好な信頼関係を築き、 あらゆる生地やきものを取り扱っています。
日本の伝統文化を支える創り手を応援すること、そして携わる方々すべての繁栄を願って。
これは近江屋の経営理念でもあります。

●若手の職人との取り組み

きもの文化の発展・継続のために、次世代の職人との取り組みを強化していくのも近江屋の役割と考えています。
博多では数少ない手織りの着物を制作されている博多織職人や琉球びんがたの伝統の色と技を受け継ぐ職人など若い職人さんとの取り組みも私たちの役目と考えています。近江屋は今後も、若手職人さんと共にものづくりをし、伝統を繋いでいきます。

●産地研修の企画提案や販促活動ラボ機能

近江屋は、小売店の社員様と産地にて体験研修を実施。産地と小売店様・消費者の方までをつなぐ企画も数多く提案しております。商品や創り手の想いに直接触れていただくことで、新しい発見をしていただくのが目的です。
また、社内に大型プリンターを導入し、販促活動のためのラボ機能を完備。小売店様の販売をサポートするべく、販促物の制作などを行っています。商品を右から左へ流すだけでなく、お客様や作り手と共に成長していく、それが近江屋の考えです。

「まず、やってみよう！」
それが、近江屋の合言葉

近江屋の社員全員が共有する大切なこと。それが「まず、やってみよう！」の精神です。 きものの伝統を大切に守りながら、未来に向かって革新的なチャンレジを続けていく。そんな高い志を持った人材が集まる「和の総合商社」です。

●信条　近江屋の心を記した『近江屋の繭』

弊社では、社員一人ひとりに「近江屋の繭」という冊子を渡しています。そこには行動指針や考え方など、近江屋のフィロソフィー（企業哲学）が記されています。近江屋の社員全員がこの「近江屋の繭」に記された強い想いを共有しているため、私たちの行動にブレはありません。会社設立60周年を迎えた2011年に、私たちはこれからの近江屋の方向性をより具体的に示すべく、約1年かけて「ビジョンマップ」を策定。これからも「まず、やってみよう」を合言葉に、「ウーン なかなかやるなあ 近江屋」と言っていただける企業を目指して参ります。

●ビジョンマップ　ここちいい社会の実現に貢献する

このビジョンマップは、私たちの掲げる「３つの経営方針」から、小売店様と協力会社を筆頭に、近江屋にかかわるすべての関係者が「ここちいい」でつながる「近江屋ファミリー」を形成し、「なかなかやる マーケティング」「なかなかやる お客様繁盛」「なかなかやる グローバル」をキーワードに、「ここちいい社会の実現に貢献する」というストーリーを描いています。

私たち社員は「まず、やってみよう！」を合言葉に、どんなことにも果敢にチャレンジしていくことに全力を注ぐのが第一と考え、私たちの発信する様々なことが周りの方から「近江屋はなかなかやるなあ」と言っていただきたいと願っています。

●人材力　全社員がマーケティングのプロを目指す

「近江屋の繭」第64番には、「全社員がマーケティングを発想する」と明記されています。それほど私たちは、マーケティングを大切なことと考えています。弊社では、商品勉強会と販売メソッドの共有会を定期的に開催。個々のスキルアップとマーケティングの理解に日々努めています。また、私たちが信頼関係を築く全国の創り手の方々とも、積極的に情報交換を行っています。お客様の力になれるよう、また商品企画開発に活用できるように、マーケティングを熟知していく、近江屋の強みは確かな分析力と情報力を活かした「マーケティング戦略」と言えます。